新築戸建を建てるか迷いましたが、中古の戸建を購入したことは自分たち夫婦の選択としては正解だったなぁと思います。
ただ一方で、中古の戸建のデメリットもたしかにあるなぁとも感じます。
ということで、実際に住んで感じた、新築戸建と比較しての“中古戸建のメリット5つとデメリット1つ”を紹介していきます。
Contents
中古の戸建住宅のメリット
まずは中古の戸建住宅のメリットについてです。
ポイントをまとめると以下の通りです。
- 間取りや内装を決めなくていい
- 新築戸建てより安く済む
- 周辺の世帯の雰囲気を見てから買える
- 子どもに家を汚されても気にならない
- eco&空き家問題を助長しない
上記の中古戸建のメリットを1つずつ解説していきます。
間取りや内装を決めなくていい
まず中古の戸建のメリットととして挙げたいのは“間取りや内装を決めなくていい”という点です。
新築のほうが色々決められる余地があっていいじゃん!
と思う方も多いでしょう。
ですが、間取りや内装を決めるってすごい労力がかかるんです。
ちゃんと決めないと「費用が膨らむ」こともあったり、「イメージと違った家ができてしまって後からめっちゃ後悔した」なんてことがよくあります。
ご夫婦の性格にもよりますが、「面倒なことは極力避けたい」気質の私たち夫婦にとっては、間取りや内装を決めなくて済んだのは大きなメリットでした!
安く済む
中古戸建の2つ目のメリットは「安く済む」という点です。
売出し価格が相場と比べてどうか(≒同じ場所に同レベルの新築を建てるとしたらどれくらいきるか)についてはしっかりリサーチする必要がありますが、おかしな値付けをしているケースはほとんど無いでしょう。
また、売りに出されて長い期間買い手がついていないような物件であれば、売り主との交渉で値引きが可能かもしれません。
「早くスッキリしたい!」という気持ちから、多少の値引き交渉にノッてくれる余地はあると思います!
周辺の世帯の雰囲気見て買える
中古戸建の3つ目のメリットは「周辺の世帯の雰囲気見て買える」という点です。
新興住宅地の新築戸建だったりすると「お隣やご近所に果たしてどんな人が住むことになるのか」予想もつきません。
中古住宅があるような土地であれば既に周りには人が住んでいるでしょうから、簡単なリサーチをすれば周りに住んでいる人の情報を得ることができると思います。
万が一、買った家や土地の近くにお付き合いしづらそうな方が住んでると後々大変ですよね…。
中古の戸建住宅の場合はこのリスクを排除できるメリットを備えているので安心ですね。
子どもに家を汚されても気にならない
ってお考えの方も多いと思います。
このケースだと、新しい家に引っ越したときにはまだお子さんは小さいはず。
- 家の中をガリガリおもちゃを引きずって歩く
- 壁に落書きする
- シールをあっちこっちにベタベタ貼る
など家の中が傷つく・汚れるパターンは枚挙にいとまがありません…
そんなふうに子どもたちの手によって汚されまくる家が、できたてホヤホヤの新築戸建てだったらどうでしょうか。
それが“築○年の中古の戸建住宅”だったらどうでしょうか。
「なんか別にいいかな」って気持ちになりませんか?
おかげで家中シールだらけなんですがね…(笑)
子どもにいちいち注意しなくて済むし、娘が「家中かわいくするの〜」と言って一生懸命シールを貼る姿を微笑ましく眺めることができます。
家を汚されても気にならない中古戸建は精神衛生上めちゃくちゃイイですね。
ハウスメーカーの実績をみて買える
中古戸建の4つ目のメリットは「ハウスメーカーの実績をみて買える」という点です。
小さな工務店で、しかも出たての新しい工務店の場合、「いったいどんな品質の家を建ててくれるのか」わからないようなケースがあります。
中古の戸建が流通する時期であれば、工務店の実績や評判は十分に出回っているでしょうから、その工務店が建てる住宅の品質に問題が無さそうか判断できるでしょう。
ecoだし空き家問題を助長しない
中古戸建住宅を選択する4つ目のメリットですが、「ecoで、しかも日本が抱える空き家問題を助長しない」という点です。
昨今、世の中では「SDGsに沿った行動を採るべき」という議論が盛り上がっています。
SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。そもそもどう発音するかというと、SDGs(エス・ディー・ジーズ)です。時々エス・ディー・ジー・エスと読まれる方がいらっしゃるのですが、最後はGoals(ゴールズ)の略です。
イマココラボ
引用元サイトはこちら↓
https://imacocollabo.or.jp/about-sdgs/
2019年9月23日にニューヨークで開かれた国連の気候行動サミットで、スウェーデンの16歳の少女グレタ・トゥンベリさんがスピーチした内容が大注目されたように、「環境問題について意識を高めるべき」という機運も盛り上がっていますよね。
グレタ・トゥンベリさんの演説に関するニュースはコチラ↓
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019092300408&g=int
個人の行動としても、“どんどん新しいものを作って消費する”よりも、可能な限り中古のものをリユース(再利用)するのが良いのではないかと思っています。
それから、2030年には日本の空き家率は30%を超えるといわれており、それに紐づく様々な問題が噴出すると言われています。
新築の戸建住宅を建てるのではなく、中古の戸建住宅を買うことが資源の無駄使いを避け、なおかつ空き家問題を助長しない行動にもなるんです。
中古戸建住宅のデメリット
続いて中古戸建のデメリットですが“入居してからわりと早い時期にメンテ費用がかかる”という点です。
私の場合、築10年程度の戸建を新築と比べたら6~700万くらい安く購入できました。
家を購入した当初は
と思っていました。
ですが、実際は入居し始めてから2~3年で
- 外壁塗り直し
- 給湯暖房機の買い替え
の時期が来たりして、大きめのランニング費用が200万円程度すっ飛んでいきました。
なので、実際は築10年程度の中古戸建住宅だと、新築の戸建住宅と比べて4~500万円くらい安くなる感じだと思います。
まとめ:新築戸建も良いけど中古戸建も悪くない
以上、中古の戸建住宅を購入するメリットとデメリットについて紹介しました。
という方も多いでしょうし、私が挙げた中古戸建住宅の5つのメリットは、「メリットではなくデメリットだ」と感じる方もいると思います。
中古の戸建住宅は必ずしも誰にでもオススメできるものではありません。
ですが、もっと多くの人が家を買うときの選択肢として中古の戸建住宅を検討の範囲に置いても良いのではないかと個人的には思っています。
日本は「家を買う=新築」という考えに捉われている人が多いのでは?と思っています。
家選びの選択肢の幅を少し広げて、中古住宅も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
ではまた!