(最終更新日:2020/11/10)
先日住宅ローン契約の更新をしたんですが、腹が立つくらい簡単に住宅ローンの金利を下げることができ、3年で10万円くらい節約できました!
さっそくその方法を紹介していきます。
Contents
住宅ローン新規契約・更新の際に金利を下げる交渉をする
結論を先に言っちゃうと、“住宅ローン新規契約・更新のときに金利を下げる交渉をすること”が大事です。

金融機関にとって住宅ローンは“長期的に安定的に稼ぎを生む重要な収入源”です。
例えば、たった1%の金利でも元金が3,000万円なら1年で30万円の利息となり、銀行としては年間30万円もの利益になります。
銀行は、
と考えるのが自然ですし、先ほどのケースで0.1%高い金利で契約すれば3万円/年も利益を上乗せできるわけですから、
と考えているでしょう。
住宅ローンの金利を下げる交渉をするうえで、お金を貸す銀行側の心理を理解しておくことも大事です。
我が家の元々の住宅ローン契約
住宅ローン金利下げ交渉を紹介する前提として、元々の我が家の住宅ローン契約がどんな内容だったのかを説明しておきます。
- 某地方銀行で住宅ローン契約中
- 3年固定金利で契約
- 元々の金利は初年度特約で0.80%(仮)
契約3年目の満了が近づいたころ、銀行から
と連絡があり、
くらいの気持ちで銀行に行きました。
ところが、窓口で提示された金利はなんと1.00%。
いま契約している金利より0.20%も高かったのです。
なぜ契約する金利が上がるのかを尋ねると、
とのこと。
寝耳に水でしたが、この場で住宅ローン契約を更新せずに「いったん検討する」と言って持ち帰り、他の銀行と相見積もりをとることにしたんです。
この判断が大正解でした。
住宅ローン金利を下げる方法
住宅ローンの金利を下げる方法として、“借り換え”はもっとも有効な手段ですが、“借り換えせずとも他の銀行と相見積もりをとる”のがとても効果的です。
銀行には、
という思惑があるはずです。
揺さぶって好条件を引き出しましょう。
①ネット系銀行の金利シミュレーションしてみる
住宅ローン金利を下げるための交渉材料をゲットするべく、まずはネット系銀行の公式HPでローン返済のシミュレーションをしてみましょう。
ネット系銀行は一番カンタンに相見積もりをとることができて、しかも低金利だから交渉の材料になりやすいです。
オススメは住信SBIネット銀行と楽天銀行です。
ざっくり言うと、住信SBIネット銀行は「借り換え金利がメチャクチャ低いけど事務手数料がちょっと高い」です。
楽天銀行は「借り換え金利が住信SBIネット銀行より少し高いけど事務手数料が安い」です。
住宅ローン契約中の銀行から好条件を引き出すうえでは、どっちのネット銀行でシミュレーションしても良いと思います。
実際に変動金利で借り入れするとなると中長期的に金利が上昇していくリスクはありますが、変動金利でシミュレーションした方が差額が出やすいので、変動金利でシミュレーションすることをおすすめします。
②シミュレーション結果を銀行に伝える
シミュレーションした結果をネタに、住宅ローン契約をしようと思っている銀行(住宅ローン契約中の銀行)と金利を下げる交渉をしていきましょう。
具体的にはこんな感じで切り出すとイイと思います。
私の場合、上記のように切り出したらすぐにこんな回答をされました。
ものすごくアッサリ金利を下げて提案してきました…。
というのが正直な感想です。
「嬉しい!」というより「最初からその金利出せよ…」って想いがこみ上げてきて腹が立った…。
とはいえ、実際私はこの方法で3年固定金利を0.15%下げることができ、3年トータルで10万円程度トクしましたよ!
シミュレーション結果を持って“借り換えしたい意思”を銀行に伝えよう!
まとめ:そのままネット系住宅ローンに乗り換えるのもアリ!
住宅ローンの金利をカンタンに下げる方法についてご紹介しました。
なお、交渉しても「思っていたほど金利を下げてくれない」など、銀行に対して不満があればそのままネット系銀行に借り換えしてしまっても良いと思います。
最後にもう一度ポイントをまとめておきます。
- 交渉しだいで住宅ローン金利は下がる
- 交渉材料として住信SBIネット銀行や楽天銀行などネット系銀行のホームページでシミュレーションする
- シミュレーション結果を材料に銀行と交渉する
- 交渉結果しだいではそのままネット系銀行で借り入れる(借り換えする)
ではまた!